焼結レンガの品質を判断するには、いくつかの方法があります。漢方医が病気を診断するのと同じように、「見、聞、問、触」という方法を用いる必要があります。つまり、外観を「確認」し、音を「聞き」、データを「問」、そして切断して「内部を確認」するということです。

1. 観察:高品質の焼結レンガは、外観が整然としており、角やエッジがはっきりとしており、寸法も規格通りで誤差がありません。角の欠け、縁の破損、ひび割れ、曲がり、焼き過ぎ、流失などの異常は認められません。これらが認められない場合は、品質基準を満たさない不良品です。さらに、色も確認してください。完成したレンガの色は、焼結レンガの原料に含まれる鉄赤粉の含有量によって決まります。色は淡黄色から濃赤色まで様々ですが、色がどのように変化しても、同一バッチ内のレンガの色は均一でなければなりません。



2. 音:高品質の焼結レンガを軽く叩くと、太鼓を叩いたり玉を叩いたりするような、澄んだ歯切れの良い音がします。これは耳に心地よく、硬さが高く、品質が良いことを示しています。粗悪なレンガは鈍い音を発し、ひび割れや緩みのあるレンガは、壊れた銅鑼を叩いたような、かすれた音になります。
3. 問い合わせ:製造元にテストデータ、品質証明書を要求し、製造元の製造プロセスが標準化されているかどうかを問い合わせ、製造元の評判と信頼性を把握し、製造元に合格マークを要求します。
4. 触診:サンプルのレンガをいくつか割って、内部が完全に燃焼しているかどうかを確認します。高品質の焼結レンガは、内部と外部が均一で、黒芯や燃焼不足の現象は見られません。最後に、高品質の焼結レンガは、水を垂らすとゆっくりと浸透します。これは、レンガの密度が高いため、透水性が低いためです。一方、粗悪なレンガは空隙が大きいため、水が急速に浸透し、圧縮強度が低くなります。


最善の方法は、レンガを試験機関に送り、その圧縮強度と曲げ強度が該当する基準を満たしているか、または上回っているかどうかを確認することです。
投稿日時: 2025年5月9日